今週のお題「行きたい国・行った国」
こんばんは。ほぼ寝て過ごした土曜日。明日は暖かくなるようなのでお散歩しようと思う。お散歩、というか登山含めとにかく歩くのは好きだ。
2019年秋、今思えばコロナ禍直前か。ローマ旅行中に台風の影響で帰国できなくなり、その後飛行機のチケットの都合でけっきょく1週間の旅程が２週間に延び、10日ほどローマに缶詰めだったときも石畳の街をひたすら歩きまわっていた。
厳密にいえば、帰ろうとすればもっと早く帰れたけど、帰れないふりをして仕事を休んだ。(ごめんなさい)あの、でも延長時は上司に一部お願いしながらもリモートで仕事してましたよ。
財布が心もとないいっぽうひたすら時間があったので、毎日のように美術館や遺跡、カフェ、レストランなどとにかくローマの街を足で開拓しまくっていたが、最終的に私がたどり着いたお気に入りは教会だった。
ほとんどの教会は誰でも入ることができ、無料のことも多く、美しい建物で、静かで、涼しくて、座ることができて、トイレがある。※重要
そして荘厳な宗教画があり、ときどきは優しいオルガンの音色が響いていてるという、なんて素晴らしい空間なの。後半はとにかくいろんな教会に入ってみた。
街中の教会に行くと、数人が椅子に座り静かに過ごされていることが多い。こうして拠り所が身近にあり、いつも開かれているって、すごく安心できそうだ。信仰が当たり前に生活に根付いている国なんだなぁ。
この教会ではなぜか神父さんが、その場にいた国内旅行中のイタリア人男性と私に声をかけ、ポストカードをくれた。「このカードに連絡先を書いて交換するんだ」さすが情熱の国イタリア、恋なんていつでも始まるよね！Ti amo★
彼とはとりあえず連絡先を交換し１回だけメールしたが、「台風で帰れんくなったー」といったところ、ローマにある別の美しい教会を教えてくれた。それだけでも良い出会いだったと思う。（イケメンだったので記念に２ショットを撮ってもらった抜け目ない女である）
オルガンの音色が響いていて、曲はなぜかタイタニックだった。
写真を見るだけで、教会の中の静かでひんやりとした空気を思い出す。後ろのほうに腰かけて、ぼーっと祭壇を見ているのが好きでした。
美しい場所。きっと信仰だけでなくて、美に触れることでも訪れる人の心を癒しているに違いない。これからローマに訪れる方には、ぜひ教会巡りをおすすめしたい！観光化しすぎていないところにもぜひ、ふらっと立ち寄ってみてほしいのだ。
しかし海外に行くと思うけど、日本みたいに女性が何の心配もなく、夜間や人気の少ない場所を一人で出歩ける国ってほとんどない。めちゃくちゃすごいことだと思う。滞在中、一人歩きがしづらいのは本当に不便でした。
