ボブ太郎の余暇とひとりごと

女子ウケしない、旅とか趣味とか。

恐怖体験。めっちゃG

こんばんは。

なんか、夏終わりましたね。

 

コロナ発症2日目の夜、昼間に寝すぎて寝付けなくなった私は、間接照明の柔らかい灯りの元、ベッドの上でスマホで漫画を読んでいた。そのときすぐ近くの白い壁に、もう絶対にアレとしか思えない黒い楕円形が見えた。私は極度の近眼でピントはもちろん合わないが、ベッドの上から文字通り飛び降りた。眼鏡をかけてみると、予想通りである。

G、貴様まじで私はお前を養うためにあくせく働いてるんじゃねぇ。なに聖域・ベッドの近くに出没してくれてんだよ。しかも自宅療養中だからずっと家にいなきゃいけねーじゃねーか。バルサンも焚けねぇわ。いや、さしあたり、寝たい。こいつがいるのに落ち着いて眠ることなんてできない。殺るしかない、この手で。

※ちなみに虫が苦手なわたしはこれまで自分で退治できたことはありません。

 

しかしこの日は朝資源ごみ回収だったので、新聞がその日の夕刊しかない。ちょ、朝刊があれば…!こんなペコペコの紙で殴ったとて、あの生存能力に全振りしているような生き物を殺れるのか?試しに丸めた新聞紙を強く机に打ちつけてみる。勢いさえあればいけるか?(凶器は新聞紙一択みたいです)

丸めた新聞を握りしめ、Gに向き合う。怖くて体が動かない。全身を汗がつたう。

 

我ながらかわいそう

怖くて体が動かないのに、目が離せない。初めてこんなちゃんとこいつのこと見たかも。この構造、動く触覚、めっちゃ気持ち悪い。めっちゃG。

見れば見るほどG

でももう、やるしかない。やるしかないんだ。

この家を守るのは私だけなんだ。えいっ

 

命中した!だが、どう考えても弱い。ぽとりとベッドの下に落ちるG。(うぇーきもい)覗き込むと、すぐにどこかに消えてしまった。ひー!!!見失った!!!!

ベッドの下に毒餌系殺虫剤ブラックキャップを仕込んで願う。ー召されたまえ。

床や座椅子で寝ることも考えたが、そもそも体調が悪く、相手が移動する以上どこにいたって遭遇率は変わらないだろうと、ベッドで寝ることに。でも怖いから、頭から足まで布団をすっぽりかぶって寝ることにした。(幼稚な対策だ)

 

翌朝目が覚めた私は、解熱剤で少し体が楽になってから、布団回りの洗濯をし、マットレスを上げ、ベッドの下を掃除した。だがもちろん奴の姿はない。ブラックキャップも発動しなかったようである。

 

家のどこかに、確実にGがいるー…。

 

まだまだ自宅待機期間が続く私にとっては非常に苦痛である。と、思っていたら翌日の夜、案外すんなり再開した。キッチンの床にいたのである。(きもい)

とうとう仕留めるときがきた。なんせ今は朝刊があるのだ。ゴム手袋を装着し、朝刊を丸める。殺るぞ…ひと思いに。

じわじわと距離を詰めるが、見れば見るほど気持ちが悪くて、また体がかたまってしまう。

絵に描いたようなG

「わぁああ」自然と掛け声が出た。朝刊を振り下ろす。外した!サカサカ逃げるG。ギャー!めっちゃGの動きだ。めっちゃ気持ち悪い!!

そのままGは玄関のほうに…私はもうすっかり退治を諦め、玄関のドアを開け傘の先などでつつきながら、普通に家から出て行ってもらった。

もう、いい。

色々考えると、気持ち悪いけど、とりあえず出て行ってさえくれれば、それでいい。(弱腰の極み)

 

結局まだGに勝ったことはない。

次の機会には…いや…次の機会はなくていいな。一生。