ネトフリ映画。
私はもともと静かめな映画が好きなので、まぁ映画館じゃなくても楽しめるかな~と思っていて、ネトフリ映画は肯定派。でも大好きな映画界が縮小してしまうならいやだな。しかしながら『作品』にフォーカスしたとき、映画館で上演するものと配信のみのものとの違いとはなんなのでしょね。映画館で上映しててもドラマスペシャルみたいな邦画たくさんあるよね。
マリッジストーリーを観ました!
夫(アダムドライバー)は舞台演出家、妻(スカーレットヨハンソン)はかつてテレビドラマに出たこともある女優。二人は同じ劇団に属しており、息子が一人いる。夫婦関係がうまくいかなくなり、離婚に向けて話し合いを進めるが…。
というのがざっくりしたあらすじ。
当初の「私たちは敵対しているわけじゃないから、協議離婚できるよね~」という円満な姿勢から、お互いの人生観・主義が徐々にあらわになっていくにつれ、対立が深まり、裁判で争うことになっていく、その過程がすごくリアル。特にこの夫の攻撃的なわけではないのに自分の考えだけを押し付けてくるような感じがもうすごいリアルー---よくこんな絶妙な人物像を描けるものだな、と感心しました。
話自体はそんなに真新しいものはないのだが、とにかく名優の芝居力に圧倒されておけばいい。アダムとスカーレットが壮絶な言い争いをするシーンがあるのだが、そこらの戦争映画を観るよりよっぽど心抉られた。すごい、二人とも血管ブチ切れそう。見てるこっちがストレスでえずきそう。役者ってすごいね。。。
他人と生きていくってむつかしいですね。でも時代も変わっていくから家族のかたちに縛られる必要もないわけで。これからの新しい人生と同じくらい、彼らが愛し合って家族になったという過去も尊いよなと思った。そんな人間関係の多様性・柔軟性に希望を感じる作品でした。
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