ボブ太郎の余暇とひとりごと

女子ウケしない、旅とか趣味とか。

バスを乗り継ぎ秘境・秋山郷へ行ってきた①

こんにちは。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。

の、『雪国』がまさかこんなに近かったとは。新潟は2度目だが、1度目に訪れたときは愛知県からワゴン車に詰め込まれて片道5時間の道のり。呉服屋時代のとってもつらい研修旅行で訪れたので、新潟への心理的距離は遠かったけれど、上野駅から1時間強。帰省より近いのだった。しかし今回の目的地はもっと先である。そう、長野の秘境・秋山郷切明温泉だ。

冬の秋山郷は豪雪に覆われ、凍った国道1本道をズンズン進むとたどり着く、まさに陸の孤島と聞いた。孤島・・なんていい響きなんだ。物理的に日常と遮断される離島への旅は大好き。なるほど!なにも離島だけが日常から断絶されるわけではない。地形や気候で、アクセスが非常に限定されてしまう場所…すばらしい!これは立派な島ではないか。(←ではないよ)今私が求めている旅はこれだ!

こういう時の行動の速さは、目を見張るものがあると思う。するすると行き方を調べ、スケジュールを調べ、宿・新幹線の予約をし、旅費の試算をした。あとは行くだけである。

 

国境の長いトンネルを抜けたら本当に雪国な件

越後湯沢駅前の蕎麦屋さんでお昼ごはん♪野菜天ぷら美味すぎた

ガードレールのない凍結している(かもしれない)道をレンタカーで運転するのが不安だったので、今回は越後湯沢から路線バスを乗り継ぐことに。路線バスで行けるところまでいったら”デマンド交通”という送迎車が秋山郷へ連れて行ってくれるそう。

路線バスー・・みなさん、バスという公共交通機関は得意ですか?私はとっても苦手です。

今回、初めて乗る路線、そして非常に本数が少ない路線バスということで、大変に緊張した。乗り過ごしたり乗り間違えたりしたら、たどり着けない(までいかなくても、デマンド交通に迷惑かけちゃう!)のだから。

【越後湯沢からの行き方】

越後湯沢~バス約50分~津南役場前★~バス約25分~見玉~デマンド交通約55分~切明

★の乗り換えがとっても不安だった!が本数少ないので迷わず乗り継ぐことができました!

バスはズンズン雪がこんもり積もる山道を進んでいく。すごいなぁ路線バス。こんなに遠くに人を運んでいるのだな。都会の短距離でちょこちょこ停車するバスとはもはや異なる交通機関だ。

味しかないバス停

路線バスの終着点へ向かう道のりは、もう私と足の悪いおばあさんの2人きり。おばあさんが運転手さんに「ごめんねぇ、●●まで行ってくれる?」と声をかけ、運転手さんは快く応じる。おばあさんをご自宅の近くで降ろしてあげるのだ。こうして路線バスが過疎化集落の生活を支えているんだなぁ。南越後観光バスが「観光」のために動いているのなんて限られた区間だけで、実態はこうして過疎化してゆく集落の住民のために長い距離を運行しているんだろう。それでもきっと売り上げは、前者の限られた区間のほうが多いのだ。なんだか複雑な気持ちになるが、観光客で得られる収益が集落に住まう方々の生活を支えていると思うと、救われる。

さて、終着点にはたった一人で降り立つ。

 

するとバス停にタクシーのような乗用車が停車している。それが”デマンド交通”だった。

 

秋山郷旅はこちら

 

bobtarosan.hatenablog.com

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