今週のお題「名作」
若いころに観てもよくわからなかった映画をもう一回観てみようキャンペーンの一環で今日は「スワロウテイル」を観た。(一人遊びです)
むかしむかし、"円"が世界で一番強かった頃。
で始まるこの映画。世界中から「円」を求めて出稼ぎ人が集まった「円都(イェン・タウン)」。だが日本人たちはその呼び方を忌み嫌い、移民たちを「円盗(イェン・タウン)」と蔑んだ。この映画はその移民たちが主人公である。
過去でも未来でもない設定。
2024年の今「円が世界で一番強い」なんてファンタジーだが…(皮肉すぎる)
そんな豊かそうな日本が舞台なのに、この映画で描かれるのは貧困と差別と暴力である。移民たちはまだ、帰る場所(逃げ場)があるけれど、本当に窮屈なのはイェンタウンの二世たち。彼らは日本で生まれたのに、ふるさとは明らかにいわゆる日本ではなく、差別され、区別され、アイデンティティの拠り所がない。そしてやはり貧困は連鎖していく…。
●映画の中身よりこの曲のほうが印象強かったな、昔は。
ラストの弔いの炎は「円=金」「成功」への執着を昇華する一方で、ここでこうして生きていくしかないという絶対的な現実を登場人物たちに焼き付けていた。
●超ミーハーな感想
渡部篤郎かっこいいいいいいいいいいいいぃいいい!若いころの渡部篤郎、こんなにかっこよかったんですね‥!寡黙なスナイパーはまってました。
大塚寧々エロ可愛いいいいい!ちょっと壊れかけの美女な役だったけど、ハマりすぎてました。
江口洋介かっこいいいいいいいいい!私初めてみたのが「ひとつ屋根の下」だったんで、なんか暑苦しくて苦手だったのですが、マフィア役超よかったです。