今週のお題「初夢」
今年は初夢の記憶がまったくない。元旦の夜、何をしていたのかも???だ。
夢の話をしようと思う。が、人が見た夢の話ほど聞くのしんどいテーマってない。「昨日すごい夢見てさ~」って枕詞が出てくると、身構えちゃう。今回書きたいのはなるほど!こういうことだったんだ!と目からうろこが落ちた夢の話。
その日、私は気持ちが悪い夢を見ていた。知り合いか面識のない人かもはや覚えていないが、とにかく絵に描いたようなおじさんがものすごい強制力でくすぐり続けてくるのである。「くすぐり」、子供たちの大好きなコショコショ。それは、拷問の一つになるほど強いストレスにもなる。もうくすぐったいの限度を超えていた。手を払おうとしてもおじさんの力は強くびくともしない。その指は延々、私の脇腹をくすぐり続けてくる。
私は夢で苦しんでいた。大声を上げたいのに、声が出なくて苦しいのだ。体が眠っているからだろうか。というかこれは夢なのだろうか?あまりにリアルな感触、私の体はいま、確実に誰かにくすぐられている。一人暮らしの、深夜に…。徐々に眠りから覚め、意識が戻ってきた。すると信じられないことに、私の脇腹で指が蠢いている。思わず叫んだ。そしてその叫び声で完全に目が覚めた。寝汗がぐっしょりだ。そして、私は衝撃の事実に気づく。
私の脇腹を執拗にくすぐっていたのは、自分の手だったのだ。
わざわざ後ろ手にくすぐり続けていた私の左腕には、おじさんの何かが憑依していたのかもしれない。。。
実はこれまで寝ている時に突然肩を叩かれて目が覚める夢を見たことがあった。あれも自分の手でやっていたんじゃないだろうか。なんにせよ、我ながら気持ち悪い女である。